ここでは、各軍隊を構成しているユニットたちの個々の特徴を大まかに述べて行きます。部隊の特徴や個人のパラメーターは後述しますので、ここでは登場するユニットの傾向を掴んでください。
【勇者】
ゲームの主人公であるリッチモンド伯の称号です。
青みがかった鎧と紅いマントを着け、長剣と盾を持っています。
無条件で第一部隊の隊長になりますので、コントロールしていない時は常に停止しています。
パラメーター的にはかなり伸びるのですが、二段成長しないのでHPは高レベルというところまでは伸びません。彼の死亡が敗北条件になりますので、15レベルまで成長させたら、最前線任務は味方の有力ユニットに任せて総指揮を執るべきです。やはり総司令官は、やむを得ない場合を除いては最前線で戦うべきではありません。
【カーディック軍ソルジャー・ファイター・ナイト】
南部連合の中核を成す、最も多く存在するユニットです。
ソルジャーは、皮の戦闘帽と短剣を持っただけの貧相な姿をしています。
ファイターは、鉄の鎧に角兜を着けて、丸い大盾と斧を持っています。
ナイトは、軽装に青いマントを着け、丸いバックラーと長剣を持っています。何故かナイトの姿と行動様式はキャメロット軍ナイトと共通しています。
ソルジャーは、攻撃命令を出すと果敢に敵に突っ込んで行きます。HPが半分を切ると戦線離脱し、マップの一番端で休息を取ろうとします。ファイターの行動もソルジャーに準じますが、ファイターは画面外で回復を始めるところが違います。
ナイトは、攻撃命令を出した上で敵が接近すると攻撃に掛かります。HPが1/4未満になると戦線離脱して休息します。
それなりの資質があり、ソルジャーとしての限界まで育てればHP120あたりまでは育つでしょう。そうしておいてからファイターにクラスチェンジしてやれば、もう一度成長できますし敵の矢攻撃にも強くなりますので(その代わり草叢での動きがやや阻害されるようになります)、最後の戦闘に至るまで役に立つ戦力になってくれるでしょう。なお、ファイターとして十分育ってからコーンウォールの村で武装を手に入れれば、ナイトに叙勲してもらえます(レベルはそのまま)。ナイトになると敵の矢に対して弱くなるのですが、HPが1/4を割り込むまで戦線を維持してくれますので、大変頼りになります。ただ、矢に弱くなるという弱点はいかにも痛いので、状況をよく考えてからクラスチェンジしてください。
【シューター・アーマーシューター】
ロクリス島ではオルニック軍以外の統一規格になっている装備を着けた弓兵です。補助兵としては唯一クラスチェンジをします。
攻撃命令が下ると敵と軸線が合うところまで移動して射撃するのですが、常時敵を避ける傾向があり、敵が接近すると算を乱して逃げ惑いますので、互角の数の敵と戦うときに連れて行くのは大変危険です。接触戦闘を極端に嫌いますので、彼らをクラスチェンジさせてやるには常にプレイヤーが操って敵と戦う必要があります。
アーマーシューターになると敵を避けなくなりますが、すぐには接近しません。複雑なルーチンがあるらしく、攻撃命令を出しても最初は敵に接近せず射撃だけをするようですが、味方が接敵すると今度は猛然と敵に襲い掛かります。そういうわけで、なかなか統制の取れた弓兵としての本領が発揮できないです。
パラメーターからいくと強くはなりますが、どこまで行ってもエルフ弓兵たちほどの利便性は無い兵士たちです。
【戦士】
正しくは女戦士。ソフィア王女の友人として参戦した、ジェーンのクラスがこれです。
青い華奢な鎧に緑のマントを着け、赤地に白十字が描かれた盾と長剣を持っています。
攻撃命令を出しても、敵に接近するまで敵には向かっていきません。HPが半分を割ると休息のために戦線離脱して敵から離れて休みます。
能力的にはそこそこ伸びるのですが、いかんせん最高まで育ててもHPが低過ぎます。中盤以降はなかなか表に出て活躍とは行かないでしょう。
【商人】
ジェーンのファンクラブ会員として参戦した、ロレンスのクラスです。
丸眼鏡を掛けた禿頭の親父さんで、前掛けを着けています。腰には大福帳をぶら下げているのがいかにも商人を感じさせてくれます。
敵にぶつけてやらないと戦いませんが、敵を避けるようなことはありません。
彼がレベル10以上になると、アンレーの町でボウファイターにクラスチェンジできるようになります。クラスチェンジ以降の傾向については、後述する【ボウファイター】の項を見てください。
【男】
ジェーンのファンクラブ会員として参戦した、民間人たちのクラスです。
オーバーオールを着けただけの、何の変哲も無い民間人です。手には何も持っておらず、戦いの際にどうやって敵を攻撃しているのかは謎です。
攻撃命令が下ると敵の方に走っていき、HPが半分未満になるまで敵と接触して戦います。
このクラスの特徴は、どのレベルであろうとも無条件でソルジャーにクラスチェンジ出来ることです。ですが、すぐにクラスチェンジするとせっかく全兵士中最大の成長力を持つこのユニットたちの能力を殺すことになりますので、ちゃんとMAXレベルまで成長させてからソルジャーにしてあげるべきです。ソルジャーになってからの彼らについては、先述の【カーディック軍ソルジャー】の項を参照してください。
【プリンス】
退屈の余りにフランク国を飛び出した王太子アランのクラスです。
何故かは知りませんが鎧兜を金色に彩っていて、マント(青色)と長剣と盾(緑色)が別の色です。
攻撃命令が下ると敵に向かっていって、HPが半分未満になるまでは敵と勇敢に戦い、傷付くと敵と少し距離を置いて回復します。
最初の段階で十分戦力になる優秀なユニットで、伸びしろも十分にありますので最後まで活躍してくれるでしょう。
【中部以北諸国のソルジャー・ランス】
ありていに言うと、カーディック以外の国のソルジャーとその上位兵種であるランスたちのことです。
カーディックのソルジャーたちと比べると装備が良く、軽い金属兜にチェインメイル、バックラーのような盾に短剣を持っています。
ランスは、目立つ飾りを付けた兜と金属鎧と橙色のマントを着け、長方形の盾と長槍を持った重装歩兵です。その重い装備のため、カーディックのファイターたちよりほんの少し移動速度が鈍いです。
彼らは攻撃命令が下ると敵に突撃していき、HPが半分未満になるまで戦列で敵と叩き合います。HPが低下すると、ソルジャーはマップの端まで逃れて休息し、ランスは画面外で回復します。
カーディックのソルジャーとは実力的にもほぼ互角といえる存在です。ナイトになることは出来ませんが、そのあたりはあまり気にしなくても良いでしょう。
【牧師】
カーディックの町の牧師さんです。
まあ、一目で分かる典型的な牧師の服装をしています。
ただ行動様式は完全に兵士のそれで、攻撃命令をしておくと敵に向かって突進していきます。HPが半分未満になると退避するところまで同じです。
さすがにジェーンよりは伸びしろがありますが、一般兵士たちに比べるとやはり非力さが目立ちます。適当なところで休ませてあげるのが正しい対応でしょう。
【修道士】
カーディックの町で修業に励んでいた修道士さんたちです。
青くて長いローブに加工していない木の杖という姿をしています。
敵に対しては火の玉で射撃をしながらゆっくり近付くという戦い方をします。HPが半分未満になると退避して休みますが、敵と接触しなくても戦える特徴を有しているため意外と回復しつつ戦うというメリハリが利く面々です。
集団で使うと遮蔽物の多い戦場で役に立ちますが、単独で部隊の指揮官(コントロールキャラクター)として使っても大変役に立ちます。ただ一人伸びしろがやけに大きい修道士がいますので、彼などは指揮官として適任でしょう。
【導師】
キャメロット国のご隠居様です。
自然木の杖と白くてゆったりしたマントを着けた老人です。
チーム編成が出来ないため常にコントロールキャラクターで、プレイヤーの手を離れて勝手な動きはしません。
攻撃力はたった1ですが、それ以外の数字は万全なユニットです。伸びしろは全くありませんので戦いつづけるべきとは言えませんが…。
【ドラゴン】
グールの神殿のチビドラゴンです。
何処からどう見ても赤いチビドラゴンです。
攻撃命令を受けると、敵に炎を吐きながら向かっていきます。HPが半分を割り込むまで戦線を維持します。
一撃が痛い一発屋の趣が強い生き物で、とにかく固いです。戦線の中核として最後まで使えます。
【アマゾネス】
フォース海岸の南に村をつくっている、露出過剰な鎧とマントを着け長剣を持つ女戦士です。乳房は両方とも付いているみたいです。
攻撃命令が出ると敵に向かっていき、HPが1/4を割り込むまで勇敢に戦います。その後は敵を避けつつ戦線の外に逃げて回復を始めるようです。水に強い属性があり、水の中でも動きが阻害されないようです。
ATとDFの数字がやや物足りないことを除けば頼りになる兵士たちで、中でも回復力が高いです。終盤戦ではHPやや心許ないですがそれまでは活躍してくれます。是非援護の兵を付けてあげてください。
【半魚人】
フォース海岸の北に住んでいる、青みがかった鱗に全身を覆われた人間型の生き物です。
攻撃命令が出ると敵に向かっていき、HPが半分を割り込むまで戦線で戦ってくれます。水に強い属性があり、水の中でも動きが阻害されないのはアマゾネスと同じです。ただ傾向的に草叢や山岳での戦いに弱く、後半戦ではあまり使えません。弓や火力にも弱そうです。
好敵手のアマゾネスと比較すると、攻撃率と回復力を落としてそれ以外を底上げした印象が強いです。それなりに育ってくれますが、種族的欠点が酷いのでなかなか水辺から動かせません。また、かなり育ててもリザードマンと戦うと瞬殺されてしまいます。何故?
【ワニ】
赤い肌のワニです。半魚人のチームに、ペットとして飼われています。
攻撃命令を出すと敵に向かっていきますが、動きが鈍いため味方の後塵を拝することが多いです。
半魚人よりわずかに弱い傾向がある生き物ですが、回復力が非常に弱いことと動きが鈍いことという致命的な弱点を持ち、実戦には耐えられません。なるべく早く安全地帯へリリースしてあげましょう。
【ケンタウロス】
ソルズベリーの西に住む、半人半馬の人々です。体が小さく、一般人と変わらない大きさしかありません。
攻撃命令が出ると敵に向かっていき、HPが半分を切るまで戦ってくれます。
残念ながら全般的に能力値が低すぎ、まるで頼りになりません。特殊な能力もなくクラスチェンジもしないので、鍛え甲斐がないです。
【ケンタウロス弓兵】
弓を持ったケンタウロスです。
攻撃命令が下ると敵と軸線が合うところまで移動して射撃するのですが、常時敵を避ける傾向があり、敵が接近すると算を乱して逃げ惑いますので、互角の数の敵と戦うときに連れて行くのは大変危険です。戦意の低い弓兵の宿命です。
新米ソルジャー程度の能力しかなく、クラスチェンジもしないので鍛錬も徒労に終わるでしょう。普通のケンタウロス共々、使い道のない兵士たちです。有効な使い方はないものでしょうか?
【ドワーフ】
コーンウォールの北や隠れ里に居る、赤いワンポイントの鉄兜と鎧を着け斧を持った背の低い兵士です。
攻撃命令が出ると敵に向かっていき、HPが半分を割り込むまで戦線で戦ってくれ、その後は画面外に逃れて回復します。
全体的にまとまった能力を持ち、やや飛び道具や火に強いです。鍛え甲斐はありますが、育て切ってもHPが伸びないです。もう少し伸びしろがあったなら……。
【ノーム】
コーンウォールの北や隠れ里に居る、禿頭と赤いオーバーオールが印象的な背の低い男です。
攻撃命令が出ると敵に向かっていき、HPが半分を割り込むまで戦線で戦ってくれます。このあたりはドワーフと一緒です。
ドワーフよりわずかに強いのですが、回復力が低過ぎますので全幅の信頼を寄せるにはやや物足りない感があります。
【エルフキング】
エドウィンのエルフ王ロトのクラスです。髭を生やし冠と緑色の鎧をつけたいでたちをしています。
別に一般兵と変わることなく、攻撃命令が出ると射撃しつつ敵に突入していき、HPが1/4を割り込むまで戦線で頑張ります。
王の存在を戦場で誇示するだけあってさすがに強く、火の玉を投げつけるという技も持っています。が、回復力にやや難があります。
【エルフ槍兵】
エドウィンに住まうエルフの槍兵たちです。緑色の服と槍を持った兵士たちです。
攻撃命令が出ると敵に向かっていき、HPが1/4を割り込むまで戦線で頑張り、その後は画面の一番端まで逃れて回復します。頑張るのは良いのですが、逃げる時に眼前の敵を避けないというとんでもない挙動をするので、戦死する可能性も大きい兵種です。
全体的に強いです。クラスチェンジしない兵士としては最強と言って良い兵種です。欲を言えばもう少しHPの伸びが欲しかったところですが、それでも十分に最後の戦いまで付き合えます。
【エルフ弓兵】
エドウィンに住まうエルフの弓兵たちです。緑色の服と弓を持った兵士たちです。
攻撃命令が下ると敵に軸線を合わせた後は漸進射撃を始め、間に遮蔽物や味方兵士が居なければそのまま避けずに接敵します。HPが1/4を割り込むまでしぶとく戦線で戦い続けます。HPを削られた後の行動はエルフ槍兵に準じますので、この兵種も一旦劣勢に陥ったら消耗の激しい兵種です。
弓兵としては最強の白兵戦能力を持ちます。伸びしろが少ないため最大HPの伸びが少し足りないと思うこともあるでしょうが、他の弓兵と違い軽挙妄動しないところは大きな利点です。もし最後の戦闘に弓兵を使いたいなら、彼らを鍛えて連れて行くべきです。ただ、オルニック平原での決戦では圧倒的な兵力の前に潰されるのが落ちでしょう。
【男の子】
北に不法に拉致監禁されたエルフの王子ロバートのクラスです。どこから見てもただの男の子です。日本人として何となく立場に同情してしまいます。
敵に進んでぶつかるようなことはありませんが、いざとなると勇敢に戦います。目を離すとすぐに危機に陥っていることがあり、常に彼の居場所には気を配る必要があります。
最初のHPが低いので戦闘には向いていないように見えますが、攻撃力とHPの問題が解決するなら兵士として秀逸な能力の持ち主であります。成長してクラスチェンジした姿を見たかったです。
【ボウファイター】
キャメロット王ユーサーとクラスチェンジした武器商人ロレンスのクラスです。太目の身体に合わせた赤備えの鎧に弓を持った姿です。
攻撃命令が下ると、敵に弓を射掛けながら接近していきます。そしてHPが半分を割り込むまで最前線で勇敢に戦います。
攻撃力にやや難がありますが、それ以外は大変優秀な戦士です。弓や火にも強そうです。頼りになります。
なお、味方になったユーサー王のHPが半分を割り込むと、キャメロット騎士団が50%の確率で応援に現れます。活用してください。
【爺さん】
キャメロットの御意見番であるクレイのクラスです。
真っ白になった髪と髭、そして緑色の服といった姿の老人です。
常時敵と距離を取る行動をしており、敵と接触しようとはしません。
ご隠居様と違って攻撃力に加え攻撃率も最低なのですが、防御は大変に固いです。やはり伸びしろは全くありませんので、戦わせるべき人ではありません。何処かで休ませてあげましょう。
|