まず、南部連合の紐帯となったこの王の伝から。
緩い連合政権時代に第一人者であった「ファーストクイーン4」の主人公であるアレス王の統治したカーリオンの末裔たるカーディック国の当代の国王です。
この王の生きた時代は安定した繁栄期だったようですが、治世の晩年に北方オルニックで女王キャサリンが即位してから、ロクリス島は動乱期に入ります。
小領リッチモンドが陥落する頃までは静観していたようですが、女王キャサリンがロクリス島統一の野望を露わにするに及んで、いよいよ反オルニックに立つ事を決意します。しかしその頃には、当の本人の肉体は言うことを聞かなくなっていたのです……。
病のために床に伏せって置き上がれなくなったペリーズ王は、最期の気力を振り絞ってかくまっていたリッチモンド伯に兵権を一時的に委譲、その権威の後ろ盾となることで反オルニック南部連合結成をリードしました。
正伝では、リッチモンド伯率いる南部連合軍がオルニック平原(決戦場)でオルニック国に決定的な勝利を収めた報告が届いたのとほぼ同時に死去しています。残念ながら享年は未詳。しかしかなりの高齢だったことは疑いないようです。
土壇場で判断を誤らなかった、この優れた統治者のコーエー数値はこう判定しました。
【統率】85(領内に踏み込まれてから手を付けて、連合結成に成功した手腕の早さ)
【武力】54(戦争の何たるかは知っていたようですが、実戦経験ゼロのまま逝去)
【知力】76(リッチモンド伯の価値を正確に洞察、彼に全権委任するという奇策でカーディックの運命を拓いたバランス能力は秀逸)
【政治】61(内政はかなりの手腕ですが、外交の粘り腰と謀略への疎さでこの点)
【魅力】77(最期まで従うと言った兵士も見うけられました。国民や兵士に慕われてはいたようです)
|